本機は、4Kテレセッションを行うためにユーザ様サイトに設置するセットトップボックスです。最高4K60フレーム毎秒の映像を双方向に伝送することが可能です。

DPN9001A 4Kテレセッションセットトップボックス

※4Kテレセッション用セットトップボックスは、国立研究開発法人産業技術総合研究所で開発された技術を利用しています。

2台を対向させた場合の接続は下の図となります。雲で表されたネットワークに光スイッチを入れれば多地点で切り替えることが可能です。

テレセッションでのご利用だけでなく、伝送に関係する研究開発でもお使いいただいております。

主な仕様は以下の通りです。
  1.映像信号入力:   HDMI1.4  From Cameraと表示
  2.光信号出力:  1550 nm帯シングルモードファイバ(SCコネクタ) TXと表示
     -1.5 dBm以上、+1 dBm以下
  3.光信号入力:  1550 nm帯シングルモードファイバ(SCコネクタ) RXと表示
     -14 dBm以上、+1 dBm以下
  4.映像信号出力:  HDMI1.4  To Displayと表示
  5.映像信号:  最高解像度 3,840×2,160P
     最高フレームレート 60FPS (3,840×2,160Pの時)
     色深度 4:2:0 (3,840×2,160P, 60FPSの時)
  6.音声信号:  HDMI重畳 (最大8Channel LPCM 192-kHz 24-bit)
  7.電源:    AC85 ~ 264 V、50~60 Hz、1Φ、15 W(MAX)
  8.サイズ:   330W×70H×231D (突起部含まず)
  9.重量:   2.7 kg

光伝送に用いる光ファイバはシングルモードファイバの使用を前提といたします。
ご要望により、光信号を波長多重するためのDWDM特定チャンネルへのチューニング、1310 nm帯への対応等も可能です。さらにイーサネット信号を多重化するなどの機能追加も可能です。
上述以外のさまざまな解像度、フレームレート、色深度に対応可能です。
映像入力側からのEDID問い合わせに対しては、固定のEDIDを返します。(出荷時には4K60P対応を設定しますが、必要に応じ変更可能です。)
HDCPには対応しません。