高精細映像を送りたいが、非圧縮だと帯域が大きくファイバや回線または高速イーサネット回線を確保できない、というような場合に映像を圧縮して一般のイーサネットで通信する方法があります。非圧縮に比べて遅延時間は増えてしまいますが、遅延をなるべく減らしてリアルタイム性を持たせたい、このような場合に専用ハードウエアを使う方法があります。
例えば、ライブ中継で双方向のリアルな掛け合いを重視しない場合などに適応可能です。
従来の圧縮用の専用ハードウエアは大掛かりかつ高コストでしたが、弊社が標準的にご提供するのは小型サイズ (127 mm X 107.5 mm X 38.1 mm)のエンコーダ(映像を圧縮しイーサネット信号に変換するもの)です。またデコーダ (イーサネット信号を受け圧縮を解くもの)の専用ハードウエアもご提供し組み合わせたシステム構築も致します。これらは4Kの高精細映像を扱うことが可能で、その映像インターフェースはHDMIとなっており、一般のビデオカメラやビデオモニタを接続しやすくなっております。

映像圧縮の方式はいろいろありますが、標準的なH.265(HEVC)やH.264(MPEG AVC)に対応可能、もちろん音声も 伝送いたします。ユニキャストはもちろんマルチキャストも容易です。

更に、多数の視聴者を対象としてストリーミングサービスを行うようなことも、盛んに行われるようになってきました。これは大きな放送局だけでなく、さまざまな規模の事業者やコミュニティで配信の動きがあり急速に拡大している状況です。このような応用では、単なるマルチキャストではなくクラウド経由でほぼリアルタイムで配信するスキームが有効です。
一般のエンコーダではクラウド側の処理などで大きな遅延が生じます。それは10秒から30秒のオーダとなることがあります。弊社が扱うVideon社製エンコーダ(EdgeCaster)はそれ自体がCMAF (Common Media Application Format) をサポートしていますので、遅延が数秒(4秒以下)にまで低減し「4K IP生放送」が実現できます。

エンコーダ2機種(VerStreamer, EdgeCaster) の仕様を下に記載します。

  • 解像度:3840 x 2160: 30p, 25p, 24p
    1920 x 1080: 60p, 59.94p, 30p, 29.97p, 25p
    1280 x 720: 59.94p, 50p
  • 圧縮方式:H.265, H.264 (4K30Pの場合はH.265となります)
  • ネットワーク帯域:0.5~30Mb/s
  • Stream出力:
    (VerStreamer) 3xRTMP, HLS, MPEG-TS/UDP, 2xUnicast, 1xMulticast
    (EdgeCaster) 3xRTMP, HLS(Push and Pull), CMAF Chunk Transfer, MPEG-TS/UDP, 2xUnicast, 1xMulticast
  • Multi Bitrate Streaming:
    (VerStreamer) –
    (EdgeCaster) 解像度1920 x 1080 以下で対応
  • 同時記録
    (VerStreamer) To USB
    (EdgeCaster) To USB or SD Card
  • 映像入力:1xHDMI1.4, 1x3G-SDI (1920X1080以下対応)
  • 音声入力:HDMI重畳, SDI重畳, 3.5mm Audio
  • サイズ: 127 mm X 107.5 mm X 38.1 mm (突起部含まず )
  • 電源  : 12V supply < 10W, IEEE802.3af PoE
  • ネットワーク:10/100/1000 Ethernet

ハードウエア単体のご提供だけでなく、お客様のご要望を伺ってシステムをご提案し構築することも可能です。
機器はたいへん小型ですので、お客様サイトにお邪魔させていただきデモンストレーションを行うことも容易です。お気軽にお問い合わせください。