株式会社光パスコミュニケーションズの代表の松浦裕之でございます。
当社紹介を兼ねてご挨拶を申し上げます。

皆様の家庭が光ファイバでインターネットに接続されていて、都市間に光ファイバネットワークが敷設され、海底ケーブルも全て光ファイバですので、光通信は非常にポピュラーな技術です。また最先端の研究開発は各機関で精力的に行われ、今や伝送速度は100ギガビット毎秒は当たり前、学会ではその10倍の1テラビット毎秒が議論されています。波長多重という技術を使えば、更に100倍の情報量を詰め込むことも不可能ではありません。また、テレビの生中継は光通信のおかげで日本全国いや世界中の今の姿を見ることができます。

しかしながら、一般の方が光ファイバを自由に使うことはまだまだ難しいのが現状でして、インターネット経由のIP伝送技術を使った低解像度の映像、大きな遅延がある映像で「我慢」しているような状況です。今までは、IP伝送技術を使ったビデオ会議(テレビ会議)でプレゼンを一方的に行ったあと質問を募るだけなら、「つながって良かった」「移動しなくて済んだ」という感想を持つと思います。しかし、それに満足して良いのでしょうか。私共のテレセッションをご体験いただければすぐにお判りいただけますが、遠隔地がすぐそこにあるような感覚、すなわち遅延がないリアルタイム伝送は、大きな広がりを持っていると考えております。これは光ファイバ伝送技術および高精細映像技術を適切に利用することにより実現しています。

このテレセッションは一つのアプリケーションであり、従来は敷居が高かった光ファイバおよび関連機器を自由に使えるようにすることが我々の使命と考えております。
光ファイバはいまや日本全国の津々浦々まで大手通信事業者によって張り巡らされています。その内の未使用ファイバ(光が入っていないのでダークファイバと呼ばれます)を組み合わせ、お客様に当社がいろいろなサービスをご提供します。「お客様ご指定の2地点を光ファイバ専用線で接続する」「お客様サイトを学術ネットワークSINETのアクセスポイントに接続する」など展開しております。機器についての一例は、8K映像を非圧縮で双方向伝送する8Kトランシーバは、DWDMと呼ばれる波長多重技術、つまりインターネットのバックボーンに使われる高度な技術を利用しつつ、非常にシンプルなシステムを実現しました。
お客様視点からは、伝送の手段はさておき低遅延映像伝送が注目されていますので、それにかかわる各種ソリューションをご提供しています。さらに情報伝送することだけでなく、お客様のシステムにおいて伝送がどのくらい遅れてるのかを正確に測定する装置も各方面にご利用いただいております。

光ファイバ伝送、光伝送機器、遅延測定にかかわる皆様のいろいろなお悩みを当社が解決できることを確信しておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。