日米間で映像遅延測定を行いました

弊社製GPSモジュールを使って米国カリフォルニア州サンディエゴと東京との間の太平洋横断の映像遅延測定を行ってみました。
概略の接続は図の通りです。

2台のPCはインターネットを経由する一般的なビデオ会議システムで接続、サンディエゴからのLED点滅映像を東京で観測したものです。2地点はそれぞれGPSモジュールを用いタイミング同期をとりました。

次の図のような測定結果を得ました。事前に同じオフィス内で接続してみた結果より約100ミリ秒程度遅い結果でした。
残念ながら一般的なインターネット経由であり、また国際間の接続でもあることから安定せず、何回か測ると900~1000ミリ秒程度の遅延の時もありました。確かにその時は相手の反応が極めて遅い状況でした。

ビデオ会議のサーバがどこにあるかとか、他のトラフックがどうか、パソコンの性能とかいろいろなパラメータがあるので、これだけで得た数値の評価をすることは難しいですが、ともかく超遠隔地間の映像遅延時間を簡単に測ることができました。
なお、これは2024年3月24日~28日開催の光通信の国際会議・展示会OFC(Optical Fiber Communication Conference)に参加した際に測定したものです。

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