Infocomm2019 に参加しました

世界最大級の映像機器展示会といわれるInfoCommは、放送機器展であるNABやIBCとはやや異なる切り口でAV機器やシステムの展示、カンファレンス、セミナのイベントです。今年はフロリダ州オーランドの オレンジカウンティ・コンベンション・センタ で開催 ( 2019/6/8-14 ) 。 展示会はウエストホール(A~E)を使い、端から端まで0.6マイルとのこと、確かにその通りでした。例えば、ディスプレイのエリアでは大きく派手なデジタルサイネージつまりビル側面の大型LEDディスプレイがあちこちで明るく輝き、大型液晶プロジェクタが高精細映像を大きく映していました。
https://www.infocommshow.org/

なお、 InfoComm はAVIXAが主催者であり、IEEE INFOCOM(Computer Communication分野)とは全く別の会合。
案内にあるキーワードは次のとおり:
Audio, Unified Communications and Collaboration (UCC), Display, Video, Control, Digital signage, Home automation, Security, VR, and Live events. 
またPro-AVなどという言葉が散見され、民生機器ではなく主に業務用機器を対象とするものです。

映像伝送関連ではイーサネットを使うSDVoEと、イーサネットと同じケーブルを使うHDBaseT(非IP)の二つの勢力が競うように製品を出していたのが印象的でした。初参加なのでトレンドを正しく語れませんが、大きな動きであることは間違いありません。またオーディオの分野でもDante(イーサネット使用の音声伝送機器)が数多くありました。放送機器のIP化も進捗していますが、それよりも浸透がずっと速い印象です。
もちろん、上記規格ではない映像-光変換器および関連機器も多数展示されていましたし、いろいろと情報を仕入れてきました。
カンファレンスは①市場や新しい動きの話、②教育啓蒙的な内容、③メーカの製品紹介セミナ、などが含まれそれぞれ参考になりました。

いろいろと面白い情報を仕入れることができ、勉強をすることもでき、今後の活動に活かしたいと思っています。

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