映像の解像度を上げることとともに、映像伝送の遅延がないことは、これからの各種システムにおいて非常に重要なポイントとなります。従来はネットワークで繋がることが貴重だった、映像を送ることができて嬉しかったわけですが、今や4K・8Kといった高精細の映像を遅延なく送ることのニーズが高まってきています。遠隔地と活き活きとコミュニケーションする、現場を遅延なくモニタして遠隔地から操作するなど、今まではできないとあきらめていたことが実現できるのです。
さらに、VR/AR/MRなどの世界でも、遅延ない映像伝送が新しい領域を開拓できると考えます。
さて、「遅延なく」と言っても、いくつかのレベルがあり、そのための接続方法も様々な形態があります。お客様のご要望に応じた接続ソリューションをご提供することが可能です。

遠隔地と双方向ゼロ遅延で結ぶソリューションがテレセッションです。ここで「ゼロ遅延」とは映像を光の速さで伝送するため、その遅延時間は実質ゼロ、伝送に関わる機器の遅延も実質ゼロ、あとはビデオカメラやビデオモニタといった映像機器の処理遅延だけとなります。詳しくはテレセッションの項でご説明いたします。
この「ゼロ遅延」の技術を応用した劇場内モニタも、伝送のための遅延時間は著しく小さく無視できます。さらに速い応答がほしければフレームレートを高くする、例えば120フレーム毎秒のシステムにすると、旧来のアナログ機器に匹敵するほどの超々低遅延が実現できます。もちろん劇場に限らず広くモニタリングの用途にお使いいただけます。
さて、上記テレセッションでは地点間に専用の光ファイバを確保することが前提ですが、それが難しい場合は非圧縮IP伝送を使う方法もあります。所定のQoS(Quality of Service)を確保した回線があれば、非圧縮画像を常時送ることも可能です。例えば4K解像度60フレーム毎秒の映像の場合の 必要帯域は、10Gb/s未満であります。
どうしても帯域が確保できないというのであれば圧縮することになりますが、専用ハードウエアを用いることにより、比較的低遅延で伝送することもできます。弊社では小型の圧縮装置をご提供してこのニーズにお応えいたします。

これらの状況を一覧表にして次にお示しします。


映像を伝送することを中心に私共ができることを述べますが、VR/AR/MRなど新しい分野において、ゼロ遅延の高精細映像を使って、「今までできないとあきらめていたこと」が実現できる可能性があると考えております。
お気軽にお声がけください。